えらいてんちょうさん著の、大人気の本「しょぼい起業で生きていく」を読んだときに書いた感想文です。職場のことが原因で適応障害に苦しんでいる人々にぜひ、おすすめしたい本です。
きっと、この方も堀江貴文さんと同じように、(ご本人たちは恐らく自覚はないかもしれませんが) スピリチュアル的な使命を担って大活躍されている方なのではないかな、と思いました。
まず、冒頭からがつんとやられます。
「もう、嫌な仕事をするのはやめよう」です。素晴らしい・・ほら、堀江さんがいつも仰っていることと同じでしょ?(笑)
それから、お金至上主義にも鋭くメスを入れていきます。その語り口はとっても穏やかでかつ理論的なので、ぐいぐいと話の内容に引き込まれていきます。
内容としては、お金がないと生活できない、という三次元ならではの「幻想」をやさしく「そうではないよ」と諭しながらわかりやすく説明して下さっている、という感じです。ここで「そうかぁ」と素直に気が付けた人は、その瞬間既に次元シフト!?していますね、きっと(^O^)
企業は時間ではなく、成果物にたいして報酬を払うべき・・という考え方にもだい・だい・大賛成です。
自分もこれまで、いわゆる「昔ながらの日本企業のありかた」である「仕事の成果・内容ではなく働く時間の長さで評価が決まる」ことに疑問に感じてきましたし、もう散々その被害にあってきた(笑)側なので、拝見したとき嬉しくて涙が出てきました。
えらいてんちょうさんは、ご自身のことを振り返って「会社という組織で、サラリーマンとして働くのはほぼ不可能」と冷静に分析されていますが、私も同じ!!!なので、本当に共感しまくってしまいました。
でも、自己弁護ではありませんが、決して私も「えらいてんちょうさん」も、「怠け者」という訳ではないのです。
ただ、本当の自分を押さえつけて、仮面をかぶって、嫌なことを我慢して我慢して、最後に心身ともにぼろぼろになるのを避けたかっただけなのだと思います。
怠け者でない証拠に、えらいてんちょうさんは「しょぼい企業」(全然しょぼくないのですが!!)のコンサルティングや経営で大いに忙しくされていますし、自分も本当にやりたい仕事、これは楽しい! と単純に思えることであれば、土日祝日や時間に関係なく仕事をするタイプです。
えらいてんちょうさんがおっしゃるところの「やりがい搾取」的な仕事であれば、仕事が楽しいので全く疲れを感じませんし、むしろ生き生きと生活できている、と感じられる訳なのです。
この本で最初から最後まで一貫して感じられるのは、えらいてんちょうさんの「やさしさ」と「愛」があふれているところです。
それは、ご自身のメソッドを他の人にも伝えたい、という「自分も周りの人も一緒に幸せになる」という強い信念、ともいえるものではないかと思います。
とにかく、あらゆる言動が「利己心」からではなく、利他愛にあふれていることがはっきりと感じられるんですよね。
サラリーマンができないからといって、落伍者ではない。ほかの道もあるんだよ、と伝えたい。生きるのがつらいほど我慢しなくていいんだよという、本当に愛があふれているメッセージ。
えらいてんちょうさんご自身がそのようなお人柄なので、周りに集まってくる方たちも同じように愛と光に満ちた方たちであるように感じます。(しょぼい喫茶店開店のエピソードは涙もの・・必見です!)
以上のようなスピリチュアル的な視点からも十分楽しく拝見できる本なのですが、実務的な点でも自分にとって多く参考にさせていただける部分がありました。
「まず、何かやってみることが大切。計画は動き出してからでもいい」「リスク0起業。今手元にあるものを最大限に生かす」「店舗=家的に暮らす」「余ったものを人に差し上げる感覚で始めてみる」などなど。
そして、えらいてんちょうさんにも共感しまくりだったのですが、対談の部分で登場されたPhaさんがこれまた、スピリチュアリスト(笑) まったくお金に執着がないところも堀江さんと同じく、ですし、自分自身とも重なります。
「かなり人は選ぶ、少数精鋭」なところや、「権力欲がない」ところも自分と同じ(笑) 「自分も人も、できるだけ多くの人がらくであること。精神的にも肉体的にも無理せずにやっていけることを価値観の中心においている」なんて、うわ!! ほんとうにドンピシャ・で同じです。
100万円あったら何に使う? という質問に対して「あー、使い道ないんだよね。・・やっぱり人にあげるのが面白いかな」(これ、恐らく投資的な意味でだと思います)
使い道がない・・そうなんですよねー(笑)(笑) 私も同じです。なので、何か強い・熱い気持ちで本当にやりたいことがある「近しい人」になら、投資してもいいかな、と思ったりもします。
昨今では「クラウドファンディング」が流行っている…というか「当たり前」の世の中になりましたよね。堀江さんも「アイデアを実現させるのにお金が必要なら、クラウドファンディングで集めればいい。いくらでも集まる」というお話をされていたと思います。
このクラウドファンディング、以前から思っていたのですが・・ビジネスのアイデアに共感したり、応援する意味で投資をする人がかなり多いように感じています。
その意味では、この仕組みはもしかして・・同じような波動の人同士を結びつけるマッチングの意味があるのかもしれないな、と感じました。スピリチュアリスト的な資産家と、これから資産家になる予備軍のスピリチュアリストとが結びつくきっかけになるのかな、と。
スピリチュアリストが考える事業は、自分だけが儲かればよい、という内容ではありません。「しょぼい喫茶店」コンセプトのように、居場所のない人たちに居場所を提供したい、など、やはりワンネスの考えが根底にあるように感じるのです。
ですから、そこから愛と光を広げるためのプラットフォームになる、ということですね。これは成功しないはずがない!! 宇宙がきっと、道を示してくれるのだと思います(*^^)v
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