マントラの基礎知識

インド哲学 ウパニシャッドほか
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「マントラ」…自分にとってはごく身近なもので、毎日唱えているよ! 

…という方は、(日本では)そんなに多くないと思います。

しかしインドの方々にとっては、小さい時から習慣の一つのようになっている「マントラ」。(ヨガやアーユルヴェーダも同じなのでしょうね、きっと)

種類もたくさんあって「朝起きた時に唱えるマントラ」とか、「夜寝る前に唱えるマントラ」など色々なものがあります。

それぞれ個別の神様ごとに、唱えられる独自のマントラもあります。例えば…ガネーシャ、ハヌマーン、シヴァ神、ヴィシュヌ神、etc…それぞれに唱えられるマントラなど。

興味のない人にとっては、恐らく一生唱えることはない(笑)ものだと思いますが、最近身近なところで、「マントラを唱えたい」とおっしゃる方を見かけるようになりました。

そのような方々の「動機」は、一体どのようなものなのでしょうか?

どうやら、そんなに大きな「動機」と言えるようなものはないみたいです。何かインドに関連することを学んだり調べていて、たまたまマントラのことを知りちょっと興味を持った、とか。

またネット上でも時々、同じような人たちを見かけるようになりました。そういった方々の動機は(何となく、の「印象」ですが) おまじない?のような感覚? またはファッションの一つとして? といった様子です。

同じような流れで、ニューエイジ・スピリチュアルに没頭している人々の中にも、マントラに興味を持つ人が一定数いるようです。

要約すると「自分の願いを叶えたい」理由から、比較的軽い気持ちで「マントラの知識」を求めていらっしゃるように思えました。

さて、この「マントラ」。前述したように、特別精神性が高い層ではなく、そういったことにほとんど興味なさげな?層にまでも、少しずつその存在が知られつつあるようです。

果たして、マントラはそんなに「効き目」とか「ご利益」があるのか?

これはとても難しい問いだと思います。答えはYesであると同時に、Noとも言える、でしょうか。

マントラは、確かにものすごいパワーがあります。これは事実です。

しかし、マントラを唱える前になすべきこと、取り組むことがたくさんあります。なので、結局「ヨガと同じ」なんですよね。

ヨガもマントラも共通して「神聖なもの」です。なので、どちらも行う前に、まずは心身を清める必要があります。

何も努力をしないで、欲望だけ満たしたい〜!!

という願いは残念ながら叶わない、ということになります。このことから「答えはyesであると同時にNo」と述べました。

このように、現代人にとっては「ハードルが高い」と思われるマントラですが、もう一つ、知っておいた方が良いことがあります。

それは、マントラは原則として「しかるべき方(僧侶など)から授かるもの」である、ということ。

なので、「誰かからたまたま聞いて、真似してみようと思った」とか、「何だか効きそう(笑)なので、ネットで探して見よう見まねで唱えてみよう」とか…

残念ながら、全然そういう感じではないです。順番としてまずは、マントラを唱える前に自分を導いてくれるグルに出会うことが先、となります。

しかし…こればかりは「修行+ご縁」が必要。そのご縁が欲しいのでマントラを唱えたい、なんて声が聞こえてきそうですw

また、運よくご縁をいただいて、心身もある程度清めて、マントラを授かる最低限の準備が整ったとして。

もう一つ基本的なことなのですが、マントラの伝授は「口承」が基本です。

ただしこちらの方は、サンスクリット語が読めない・わからない日本人にとってはむしろ、好都合かもしれませんね(^^♪

長くて、1時間以上唱えるようなマントラはちょっと無理かもしれませんが…(^^;)オボエラレン(泣)

短いマントラもたくさんありますので、師にお願いして、最初は短いものを授けてもらってください!!

さらに、もう一つマントラを唱える時の注意点について補足します。

 ・女性は生理の時は唱えない。

 ・唱えてはいけない時間帯がある。

などがあります、参考まで…。詳しくはそれぞれ師から直接、ご指導を受けてくださいね。

さて、日常でマントラを唱えている方達は、それぞれ「定番」のようなマントラがあるのではないかと思います。

ちなみに自分は、「ガーヤトリー・マントラ」を毎日唱えています。

このマントラは、ヴェーダの先生から”best mantra in the Veda”(ヴェーダ聖典で最も偉大なマントラとされている)、と教えていただきました。

とにかく偉大過ぎて…とてもとても自分のような者が、このマントラのことをご説明することはできません(笑)

勝手ながら、こちらのサイト様のリンクを貼らせていただきます。ご興味のある方はぜひ、じっくりと拝見していただければと思います。

/https://sitarama.jp/?mode=f65

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