サイボウズさん、という企業。上場している大きな会社さんですよね。
こんな立派な会社…自分には全く縁のない(笑)世界ではありますが、朝日新聞で「取締役を社内公募した」とか、「社員全員が取締役という意識」と言う記事を拝見して、大変興味を持ちました。
何よりも、このように考える経営者が世の中にはいらっしゃるのね…と言う驚き。
自分がもっと若くて、いろいろな可能性があった頃ならwww「こういう経営者の元なら働いてみたい」と思うような企業だと思います。
公式サイトや関連サイトを閲覧してみると、副社長である山田様の見解を拝見することができました。
僕が「アカン」と思う会社の例では、僕よりも年齢がずっと上の人たちが取締役を務め、経験をもとにした凝り固まった感覚で重要な意思決定をしています。
そうした人たちのせいで、若い人のアイデアが次々と潰されていると思うんですよ。これでは時代の変化に対応できません。
むしろ、いろいろな人からアイデアをもらったほうが、意思決定のクオリティを高められるはずですよね。
取締役がいいアイデアを持っていることではなく、いいアイデアが社内から生まれるようにすることが大事なんです。
サイボウズ式 新しい価値を生み出すチームのメディア サイトより
鍵となる概念は、「公明正大」で「オープン」な環境。そして「透明性」。
このような環境をつくることで、社員全員が会社で様々なことが決められていく過程を都度確認でき、自ら主体的に会社の経営に関わっていく…という意識がつくられていくのでしょう。
一方、従来の経営のあり方は真逆ですよね。「クローズド」な中で、一部の人だけが関わって様々なことが決められていく…
社員にできることは、ある日突然会社から告げられる「決められたこと」にただ、「逆らわずに黙って従う」ことだけ。
これでは一人一人の社員が主体的に仕事に取り組む…というのは難しいでしょうし、「やる気がない社員」というものは、必ずしも当人だけのせいとは言えないのではないかな、と感じます。
「自分はしょせん、雇われている身だし」という諦めの気持ちで、「会社に逆らわず、沈黙を守る」ことに慣れてしまった会社員の立場と気持ち(もちろん、自分も例外ではありません(笑))。
それから考えると、きっとサイボウズで働いている方たちは生き生きと、主体的に仕事に取り組んでいるんだろうなぁと思います。
明日は新月。これからますます、風の時代へと世の中が大きく変わっていくことになると思います。
そのような中できっとサイボウズさんのような会社は、今でこそ「少数派」かもしれませんが、これまでの常識にとらわれない会社さんが次々に追随して、やがては時代の「主流」になるのではないでしょうか。
…というか、そうであって欲しいなぁ…と強く願います。
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