シルバーバーチがおしえてくれる「スピリチュアリズム」はとてもシンプルです。最も大きな軸は２つ・・ ①霊主肉従の努力 ②利他愛の実践 になります。
(もっと細かく分類することももちろんできますが、今はとにかく、理解のため「シンプル」にすることを最優先に考えました)
①霊主肉従とは : …文字の通りなのですが… 肉体の欲求を満たすことを優先するよりも、霊的なことを主体として日々生活するよう、自らを律すること、になります。
物質世界に生きている以上、身体を持っている以上、我々はお腹も空きますし肉体的な欲求も出てきます。
一方、「元居た場所」= (身体を持たない)スピリットの世界では、身体がありませんので「ものを食べる必要」がありません。肉体的な欲求もありません。
そう・・地球に生まれてしまったこと、この三次元・物質の世界にやってきてしまったこと自体が、「肉体vsスピリット、おまえは今どちらを選ぶのか!?」を、絶えず自分に問いかけ、闘い(笑)続ける「辛い」営みの連続に身を投じたことになるのです。
「生きることは修行」・・どこかで聞いたことがありますが、まさにそういうことなんですよね。
自分はヨガをしているので、この話を伺ったときに真っ先に頭に浮かんだのは「ヨガ的人生、生活、食事を心がけていれば、自ずとこの問題はクリアされるかも」とうことでした。
ヨガ的生活や食事のことは追々触れていきたいと思いますが、この「霊主肉従」についてはまぁ、概ねクリアできているかな、と自負しています。
・・というか、実践していても「辛くてしょうがない」という感じはほとんどありません。
②利他愛の実践とは : 自分のことを第一に考えるよりも、他人の幸せ、他人のことを考えた言動をとること。
①と比較して、自分にはまだまだこれが難しいと感じています。
「自己チュー」(笑)とまではいきませんが・・過去にどうしても、自分のことばかり優先したり考えしまったことで、本当にたくさんの過ちを犯してしまいました。
今はその過ちをはっきりと自覚し、後悔しています。でも当時は全く気が付きませんでした。己のあまりの未熟さに、言葉が出ないほどの衝撃と後悔の念を感じています。
加えて、「だから、罰ともいえるようなことが次々と起こった」ことを心の底から理解できました。
シルバーバーチの教えの中で、「自分の蒔いた種は自分で刈り取らなければならない」というものもあります。誰も自分が犯した間違いの肩代わりはしてくれません。
いえ、正確には「したくてもできない」のです。これが「摂理」です。
確かに自分の場合も・・自分が蒔いた種で自分自身が罰せられて、そのことを深く後悔して悔い改めようと決心してからは、それまで連続して起こっていたトラブルは全く起こらなくなりました。
このような苦い経験がありますので、「利他愛に基づく行動」の大切さは頭では理解できます。
ただ・・シルバーバーチたちのいるスピリットワールドが要求するレベルがとてつもなく高い(笑)ので、なかなか「きびしいなぁ」と感じているところです。
レベルの高さ・・それは、「好きではない人」「好意を持てない人」あるいは「敵」(笑)に対しても、同じように利他愛で行動しなければならない、という部分が該当します。
誰でも、好きな人、愛する人、身内などに対して「利他愛で行動する」ことはできますが、それだけでは本当の意味での「利他愛の実践」とは言えないそうです。(もう既に、この部分できびしい(^^;)ですよね)
ここでも、物質世界とスピリット世界との「前提・違い」が大きく「キビしさ」に作用していると感じます。
物質世界は、色々な波動・霊的成長 …低い人から高い人まで… の人たちが入り混じった混沌の世界を形成しているので、自分と合わない人なんて「もう周りの人ほとんどがそう」(笑)なんて場合もありますよね。
一方、スピリットの世界では同じ霊的成長の人たちがグループをつくって生活していて、個々のスピリットが霊的成長を遂げると、次に高次の霊的段階グループに自然に移る、という流れになっているそうです。
「似た者同士」のグループで生活できるのであれば、利他的な行動ができるのは「まぁ当たり前」なのでは…少なくと物質世界よりは苦労がないはず…なんて思ってしまいます。
特にスピリチュアルに興味を持たれる方は、周りとの「認識の違いの大きさ」に愕然(笑)とする日々を送られている人も多いのではないでしょうか。
そのような中で、あえて「俗社会」の中で社会的生活を続けつつ、利他愛優先の行動をとることに大きな意義があるようです。
つまり、その日々の努力(笑)が自らの霊的成長を促し、晴れてスピリット世界に移ったときに「しんどかったけど、がんばってよかったぁぁぁぁぁ!!」となるみたいですよ(*^^)v
日々是修行、日々是精進。
がんばらないと、ですね(笑)
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