大真面目に提案したい「55歳定年制」

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認知症や介護のことを調べている過程で、「北欧のノーマライゼーション」という本を読みました。スウェーデンとデンマークの「エイジレス社会の暮らしと住まい」について、詳細に書かれている資料です。

この内容が、最近ぼんやりと頭に浮かんでいた自分の考えと重なる部分が多く「まんざら、こういう高齢者社会の在り方は実現不可能という訳ではないかも…」と思うに至りました。

文字にすると、まだまだ「ファンタジー」(笑)の世界になってしまいますが、少なくとも借金地獄・超高齢社会に突入の日本は、「痛みを伴わない改革」なしではもう生き残っていけない(海外移住するしかない? でもコロナ禍では当面無理ですよね) のではないかと感じるのです。

人生も折り返し地点?の「50代」が鍵。国だけに頼るのではなく、ひとりひとりが今自分にできること・これからの自分自身の人生を考え、行動することが必要なのではないか、と思います。

【エイジレス社会実現に向けて】

★ファンタジー半分、いやいや、案外実現できるかも…という視点/半分 でみていただければ幸いです!

① まずは、55歳定年制(笑) を大真面目に考える

「役職定年」というものが大企業などではあるようです。50代って、会社にとって「不要」「厄介者」なんですね・・泣 それならばいっそのこと、全員55歳定年にすればいい。

ただしその後働かない、ということではありません。

住む場所+ベーシックインカム等で暮らすのに困らない生活が保障された上で、自分が最も得意なこと、好きなことを活かせる分野でボランティア活動を行うのです。

エンジニアなど技術がある人ならそのままエンジニアの仕事を続けられると思いますし、子育て経験のある方なら、保育園・幼稚園・小学校で見守りや勉強/保育サポートなどの活動ができるでしょう。

介護や保育業界はヒューマンサービスの仕事なのに常に人手不足の状態。ボランティアが常にサポートしてくれる状況であれば、スタッフだけでなく高齢者や子どもたち自身にも安心な環境が保証できると考えます。

50代は自分自身が「高齢者予備軍」。傾聴ボランティアをしたり、スポーツ系の資格があれば健康体操を実施したり、音楽の専門家なら歌・演奏など、活躍の場はいくらでもあります。

これらの活動を通して「これから自分が辿る道」を知り、どのように生きたいのか・生きるのかを深く考えるきっかけになるでしょう。

50代の「予備軍」が現役?高齢者を支え、自分自身がその立場になったときには、次の世代のお世話になればいいのです。

また、以前話題にしたことがある「子ども食堂」や「認知症カフェ」などを運営・ボランティアをする、というのもアリだと思います。

どのような活動にも共通しているのは、人と人とのつながり。コミュニティを機能させ、「支え合う」世界を実現されること…それがお金だけでは解決できない、高齢社会への根本的なアプローチになるかと思います。

② 人生のステージで住む家を変える。

スウェーデンの人たちは、人生で4回住む家を変えるそうです。①誕生~18歳 ②独立して1人で住む家 ③結婚して家族で住む家 ④子どもが独立した後に住むシニア住宅等高齢者住居

子どもは18歳になると誰もが家を出て独立するとのこと。日本のように介護を「子どもに頼る」「あてにする」という考えは全くありません。

「子どもには子どもの人生と暮らしがある。親には親の人生と暮らしがある。子どもに介護してもらおうとか、負担をかけるようなことは考えたこともない」…これが、スウェーデンでは当たり前の考えになっています。

このことは、家族間のつながりが薄いとか冷たいとかいうことでは全くありません。むしろ、親の方がそれを積極的に望んでいます。「歳をとっても誰にも気兼ねせず、自分たちの人生をエンジョイしたいからね」

自分たちと同じ世代とのつながり・コミュニティを通して、これからの人生「も」、生き生きと過ごしたいと考えるのです。

人生に定年はない! 生涯現役! 誰もが普通の生活を普通にできる権利…が、北欧の国々では大切にされ、かつ、文字通り実現されています。

このことから、

★55歳定年(笑)以降の家は、(スウェーデンで言うところの)「シニア住宅」(基本的にまだ介護が必要のない人用の住居)に入居する資格を得る、希望すれば誰でも入れるように整備される。

★これまで住んでいた家は、若いファミリー世代に提供する(日本には、高齢者住み替えサポートという事業・制度はあります)。

★高齢者の住む場所は、介護の必要性の有無を問わず、生活に最も便利な場所に設置されている。買い物、病院、役所などが近くにある。

★シニア住宅に住んでいる人が介護が必要になったときには、隣接する「サービスホーム」(介護施設)に移ったり、認知症になった人は「グループホーム」に移る体制が整っている。

という整備が併せて必要になります。

③ 財源の確保 「ファンタジーで終わらせない」ために必要なこと

★北欧並みに税金を高くして財源とする(^^;)

★資本の再分配(笑) 相続の遺産は全て国の管理下に置かれ、福祉政策のもとで全国民に再配分される仕組みの構築。(貧困世帯/住むところ・食べるものがない人たち の解消を最優先事項にしてほしい~!)

④ 何よりも、1人1人の意識の改革

こちらも、「ファンタジーで終わらせない」ために必要!!

★物質・お金にとらわれない、執着しない生き方を身に付ける。(断捨離・ミニマリストはおススメです)

★質素な生活、本当に必要なものだけで暮らすシンプルライフの実践…たとえたくさんのお金を持っていたとしても、です。もしも余剰のお金があるのであれば、世の中のためになることに使う方法を考えることです。

★利己的な言動「自分さえよければ」から、利他愛・全員の幸せを考える思考にシフトすること。

「利他愛」…ここでスピリチュアリズムの実践ともつながってくるのかな、と思います。 

そもそも、ニューエイジのスピリチュアルでさかんに言われている「アセンション」って、本質的にはこういうことを表現しているのではないでしょうか。

ニューエイジ界隈で言われているとおり、コロナ禍が「アセンションへのきっかけ」として機能すればいいですよね。

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